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大塚製薬は、米国ナスダックに上場するがん治療薬開発企業Decipheraを24億ドルで買収する意向を発表しました。これは、大塚が行った中で最大の買収であり、自社のがん治療薬オプディーボが2028年に特許切れを迎えることに備えたものです。
Decipheraはすでにがん治療薬「Qinlock」を開発しており、血液がん治療の合併症に対する薬の開発を進めており、関節の良性腫瘍の治療薬も欧州と米国で臨床試験の最終段階にあり、2024年に承認申請が予定されています。
Decipheraの本社はマサチューセッツ州にあり、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、スイスにも拠点を持ち、従業員は約400人です。英国にも企業がありますが、取引は行っておらず、従業員もいません。
一方、大塚製薬はヨーロッパには英国に1つの子会社しか持っておらず、約50人の従業員を雇用しています。大塚は、米国東海岸の開発・販売拠点を約170人に拡大し、ヨーロッパにも拠点を設立すると述べています。
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